「初釜(はつがま)」って、聞いたことありますか?
「初釜」とは、茶道を志している方の年始一回目のお茶席のことを言います。Maryは本日「初釜」でした('ω')v
といっても、日頃のお稽古先での初釜は1月9日に終えてます(笑)今日は所属?している「流芳会(りゅうほうかい:㏌京都)」での初釜でした。
「初」のつく、年始の事始めって他にもありますね。
「初生け」は華道。
「初射ち会」は弓道。
「初打ち」はゴルフ。
「初蹴り」はサッカー。
「書初め」は書道・・・ と、初がつくと今年一年の計を表すかのようで、身が引き締まる思いになります('ω')v
Maryは、その茶道をなんと20年も続けているのです♪
すごくないですか~!? って自分で言ってますが(笑)
でもなぜこんなに続けられるかって言うと、
茶道って毎月毎月お稽古しても、季節が変わればお点前(お茶の出し方のこと:所作)が変わるのです。特に釜(お茶を沸かす道具)の位置が変わる、夏のお点前と冬のお点前ってのがあるのです💦
それだけではなくて、お点前自体の種類も、びっくりするくらい沢山あるのですよ!
お部屋(茶室)の形(部屋の大きさ、床の間の位置とか等)によっては、夏・冬といった季節だけでなく、釜の位置が変わることがあります。そうすると、またお点前の仕方は変わりますし、その時に使用するお道具(茶入れや棚などの種類)によっても、お点前の仕方が変わります💦また、お出しするお茶の種類(お濃茶か、お薄茶か)が違うと、お道具が変わるのです・・・。
こうなってくると倍々ゲーム。すっかり掛け算の世界ですよね~ 一体何種類あるのでしょうか?多分、組み合わせ自由自在の無限大ですね∞
となると、今日一つのお点前をお稽古しても、同じお稽古は半年後とか、一年後とかに再びする・・・なんてことは、ザラにあるので、当然!お点前忘れますよね~💦
だから、Maryは何年やっても飽きないし、上達しないのです💦(笑)
(先生方はそれを覚えていらっしゃるので、ほんと凄いです!)
しかも!本やテキストに載せられない、載せてはいけない!お点前もいくつかあって、それは直接先生からご教授いただくしかない「秘伝のお点前」があるのです。
これでは、Maryが覚えられるわけがない!(笑)
本日
お菓子:花びら餅
お濃い茶:栄松の昔(福寿園)
薄茶:青仁の白(福寿園)
人(羊)は忘却の生き物ですからね~と勉強不足を棚に上げ
今年も美味しいお菓子のために、お稽古も励もうと思うMaryでした。