京都南座2階の見え方と「権太呂」の親子丼💛
こんにちは。土日とも出かけてちょっと疲れたMaryです。
今日は、令和5年3月4日(土)~26日(日)の日程で行われます、
京都南座での「三月花形歌舞伎」のお話をしたいと思います。
目次
演目「仮名手本忠臣蔵」「忠臣いろは絵姿」
1.「仮名手本忠臣蔵」
解説〈仮名手本忠臣蔵のいろは〉大序より四段目まで
五段目「山崎街道鉄砲私の場」
「同 二つ玉の場」
六段目「与市兵衛内勘平切腹の場」
2.「忠臣いろは絵姿」
上の巻 花の山科
下の巻 雪の討入
歌舞伎三大名作の『仮名手本忠臣蔵』です。日本人の好きな演目ですね。
「義理と人情」
「忠義の心」
「主君のために!」
これでもMaryは剣士(初段ですけど(笑))だったので、武士の潔さ、義理人情、自分の命は顧みず的な姿は好きなのです。なので、「鬼滅の刃」「るろうに剣心」が大好きです💛
ただ、自分の命をはれるかというと、それは別問題ですよ(笑)
史実としては好きでも現実では共感できません。そこはとりあえず置いといて、その時代の武士の生き様にどっぷりハマっていきましょう。
あらすじ
時は元禄15年12月、江戸城松野廊下で主君・浅野内匠頭が、高家の吉良上野介切り付けたことにより、不条理なるお家断絶、切腹の沙汰となった事が発端です。この恨みを晴らすべく、吉良邸に討入したのが大石内蔵助を含む赤穂浪士たち。この一連の話を題材に、歌舞伎では全十一段からなる作品を上演しています。江戸時代では、武家社会の出来事は実名で上演することが禁じられていたため、南北朝時代の「太平記」の世界を借りて、史実とは異なる役名で物語が完成しています。
塩冶判官(えんやはんがん)・・・浅野内匠頭
まあ、簡単に言うと仇討ち事件の発端は女性問題「セクハラ」です。横恋慕がうまくいかない上司の八つ当たり「パワハラ」になったことで大事件へと発展したのです。おかげで、主君が切腹しお家は断絶。残った家臣たちの人生が狂い、それぞれの思いや思惑が交差するのです。たった一つの歯車が狂ったことで、多くの人の人生を狂わすまでに発展してしまうのです・・・これが忠臣蔵ですね。
初めに、大序より四段目までの名場面が大スクリーンに投影され、見どころを解説していただけます。そして、その後の五段目、六段目が本日の演目となります。
ネタバレ
早野勘平が、恋仲おかるとデートをしていたため、主君:塩谷判官の一大事に居合わせなかった後悔から始まります。お家断絶で狩猟となり、汚名を返上させる機会を狙っている最中、仇討ち資金の調達を約束します。おかるの父も勘平のために、娘を身売りして用立てるのです。しかし、その資金と命を盗賊に奪われてしまうのです。一方、狩猟として峠にいた勘平は、猪を見つけ発砲し、誤って人を打ってしまうのです。暗闇の中、死体の懐にお金があることを偶然に知り、仇討ち資金として着服してしまいます。翌日おかるを迎えに来た茶屋の女将から、おかるの父に渡したお金の存在と、お金を入れた袋を見せられ、着服したお金がその袋と同じであることを知ります。そのことから、自分がおかるの父を撃ってしまったと早合点し、後悔から切腹するのです。しかし、真犯人がいることがわかり、勘平の疑いが晴れ、仇討ちの連判状に名を連ね、安堵し息絶えるのでした。
ここが、一番人気な演目だそうです。 ここまでで2時間の長丁場です!
休憩30分をはさみ「忠臣いろは絵姿」です。
これは、七段目から十段目までの名場面を、踊りと殺陣で表現します。もちろん解説してもらえますので、なんとなく分かります。
そして、十一段目のラストのシーンは!
乞うご期待です('ω')v
ぜひ、足をお運びくださいね。
主演
今回は、午前と午後の主演者が変わります。
Aプロ Bプロ
女房おかる :片岡千之助 中村 玉
1日に二役とは、さすが役者さん!すごいと思います。
昼食
午後の部は、15:30~始まりますので、少し早めに四条に出向き、お昼を食べることにしました。
権太路
「鳥なんばんセット」1,850円
「親子丼」1,400円
お出汁が有名なお蕎麦屋さんです。もちろんおうどんもありますよ。
初めて来店しましたが、混んでいなくてすんなり3階に案内されました。
私は親子丼をいただきましたが、鶏は柔らかく、黄身が乗っているのが映えますね💛
ご自慢のお出汁の方は・・・若干お味が濃く感じました。マスクしたの唇があれているので、ちょっと沁みました💦
座席
今回のお席は、2階5列18番、19番です。
2階の一番後ろの席なので期待していませんでしたが、とても良いお席でした!
ステージ全体が見渡せるし、座席に傾斜があるので、前席の頭が気になりません!
ここなら安心して、劇中に専念できました(笑) 【一等席 11,000円】
注)舞台上の演出で、太郎君?を撮影していい時間がありました。
まとめ
昔は、年末年始になると時代劇の放送がありました。
「12時間放送 忠臣蔵」「白虎隊」といった、日本人の心に響く忠義の世界観を家族そろって見ていた、そんな時代がありましたね。今では時代劇がめっきりなくなりましたね💦今思えば12時間って、さすがにやり過ぎですが(笑)
新入社員に
「しちゅうひきまわしのうえ、うちくびごくもん(市中引き回しの上、打ち首獄門)」
って知ってる?と尋ねたら
「(クリーム)シチューですか?」
と返ってきました。
これは氷山の一角で、いろいろな場面で言葉が通じないはずです。
「伝わってるはず。」は大きな勘違いの始まりです(笑)
最近は、世代を超えて、同じ娯楽を楽しめなくなりました。
「共通の話題」や「共通の歌」もなくなって、
言葉も伝わらなくなってきたと思います。
若ものは、昔の言葉を知らないし、
年長者は、若者の言葉を知らない。
意思の疎通が難しい時代となりましたね。
今回も、ご招待いただいたため無料で拝見することができました。
感謝です💛
若手のフレッシュな演技に、初々しさを感じます。
お値段も比較的お求めやすく京都新聞を通せば、一等席でも6,000円で購入できます。
自分だけの推しを見つけて、若さを吸収したいMaryでした。