mary-lifeのブログ

きままな一人旅と価値ある時間をご紹介

あっぱれ母!感動史①

こんにちは。Maryです。

 

久しぶりの投稿ですね。 

 

最近、心癒された本に出合ったので書籍の紹介兼ねて、 

私の感じた思いを綴りたいと思います。 

 

『私は私のままで生きることにした』キム・スヒョン 

 

☆意地悪な相手にやさしくする必要はない 

 

嫌なことをされて、何も言い返さない 。

不当な扱いを受けたという事実より、それに屈した自分の卑屈さ・・・  

言い返さないというより、「言い返せなかった」経験は 誰しもあるのではないでしょうか。

 

 弁が立つ人を羨ましく思います。 言い返せない・・・

そんな自分自身に腹が立つことってありますよね。 

 

ここで思い出したのは、母の姿です。 

 

21歳で結婚し、私を出産した母は、ご多分に漏れず「嫁姑問題」にまみれます。 

私が小学生高学年のとき、2階の奥の部屋で泣いている母に言いました。 

 

「離婚したら?」 

 

「離婚しても、帰る家がない」 

 

母の実家の母屋には長兄夫婦が住んでいます。 

母の父母は同居し、離れの隠居に住んでいるものの、 

隠居には、母と私、弟の3人が住めるほどの 

物理的な居場所心理的な居場所がないのは明らかです。 

 

これを聞いて幼心に得た感情は今も覚えています。 

 

「専業主婦の人生って、情けない」 

 

何を言われても、言い返さない、言い返せない 

「出ていけ」と言われないように生活していた 

そんな母の姿にイライラした記憶さえあり、 

読み進めることで、当時の心の痛みが蘇ります。 

 

女性の社会進出が「流行り」だした1990年代の波に乗って、 

私自身の働くことへの意欲は増大します。  

 

働くことでお金を得る。 

 

お金は自由の土台です。 

ありすぎる必要はないけど、あって困るものではありません。 

 

ライフステージで人生が大きく変化する女性だからこそ 

自分の「仕事」「収入を得る手段」は手放さないで欲しいと願います。 

 

ただ、ライフステージを変えることが怖くて 

仕事しかしてこなかったMaryとしては、後悔の残る半世紀となりました。 

 

が、それも私の人生です 

 

初めての不器用な人間生活。

来世に期待しましょう(笑) 

 

あの日から30年。 

嫁姑問題を抱えたまま、その姑の最期を見送る際の母の顔は、 

誰よりも悲しみ、寂しそうでした。 

 

「肩の荷が下りたのではないのか・・・」

 

「自分の親よりも、長く一緒にいたんやで。」 

 

あっぱれな母の姿に感動したMaryでした('ω')