バックパッカーする前に世界の怖さを確認するべき1冊
こんにちは。春休みに海外旅行に行こうかと密かに企んでいるMaryです。
この3年間、我慢に我慢してきました。
もういいよね?行っていいよね?
でも、いざPCの前に座って検索すると・・・
あれ?海外旅行ってどうやって行くんだっけ?と感覚が鈍っています💦
『食べた!見た!死にかけた!「運び屋女子」一人旅』
片岡恭子 2019年
皆さん、旅行は好きですか?
海外旅行は好きですか?
Maryは大好きです💛
しかも、一人旅はMaryも一緒!同じ境遇かと思い手に取った一冊です。
ですが、全く予想もつかない過酷な内容に、
こんな経験が一度でもあったら私は絶対一人旅は辞めています💦
題名からちょっと普通じゃない感じがしました。「死にかけた!」って尋常じゃないですよね?しかも、1回や2回じゃないのです。それに死にかける内容が
「感電、首絞め強盗、雪山遭難、誘拐、食中毒、拘束、奇病」
最後には、「耳がもげる」ですよ!
何が何だか理解できず、とりあえず読むことに。
片岡恭子さんは、ハンドキャリー歴13年のカリスマバックパッカーです。訪問国は51か国。旅にまつわる講演会を開催し、NHKのラジオ番組にも出演されています。海外旅行好きのMaryとしては、羨ましい限りの生活です(‘ω’)
第1章 スペイン ヨーロッパエリア
アルゼンチン
ペルー
メキシコ
第3章 フィリピン 東南アジアエリア
第4章 インド 南アジアエリア
第5章 ダメな国の法則
有名な国名が並び、自然も遺跡も文明も豊富で、一度は行ってみたい国々です。
しかし!これらの国々は行ってはいけない国になりました💦
なんせ、平和ボケしている日本人かつ、性善説に生きているMaryとしては、危険予知および、危険回避できそうな余地がありません。(何があったか詳細はお読みください💦)
とにかく、危険な町過ぎますよ!なのに、著者は旅を続ける姿が逞しいです。
幼いころ「世界なるほど ザ・ワールド」が大好きで、将来は「ひょうきんユミちゃん」になることを夢見ていたMaryです。世界の衣食住に触れたいと思っており、特に、食事情には興味深々!ひょうきんユミちゃんが、「シロアリ」を食べてるシーンを見て「食べてみたい!」と本気で思っていました(笑)
この書籍にも食事情が載っています。特にメキシコは昆虫食が盛んな国だとのこと。
「素揚げのバッタ、カメムシ、ハエの卵、アリの卵」と食べているそうです。私の親世代は普通にイナゴや、蜂の幼虫を食べていたと聞いているし、お隣韓国では、今も屋台で「ポンデギ(蚕のさなぎ)」が売られています。日本でも「コオロギ」が世界の食糧事情を変える!って、やっていますからね。そこまで驚きもしません。
しかし残念ながら、知りたくなかった事実も記載されています。
「人肉スープ」
これは、人類最大のタブーです。
それは、メキシコ中部で栄えたアステカ帝国のアステカ文明にあります。1428年頃から1521年の約95年間、カニバリズム(人肉食)の習慣があったというのです。太陽信仰のアステカ文明では、太陽が消滅しないように毎日3人の生贄をささげていたというのです。その人肉を・・・ これはアカン・・・💦
2010年に食文化として無形文化遺産となったメキシコ料理の過去と思うと・・・
なんともはや。
この世界は、私たちが思う以上に広いのです。私たちには理解できない事柄が普通に存在しています。同じ日本人でも理解しえない部分があると考えると当然ですね。
人の価値観を大きく変えてしまう宗教や貧困は、平和ボケのMaryにとっては、無自覚ではいられない事柄です。
「他人に迷惑をかけて生きているのだから、他人を許しなさい」
時折、他人に対し「イラっ」としてしまうことがあります。
そんなとき、思い出すインドの教えです。
世界は広い。まだまだ世界から学ぶことが沢山あります。
まだ見ぬ世界に早く飛び立ちたい
でも、しばらくはツアーにしようかな・・・と弱気なMaryでした。